株デビューするなら日本株ですか?米国株ですか?どちらが有利ですか?

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個別株投資をする際に知っておきたい、日本株と米国株の違い(写真:イメージマート)

個別株投資をする際に知っておきたい、日本株と米国株の違い(写真:イメージマート)

 個別株の投資を始める際、日本株と米国株のどちらから始めるのがよいのだろうか。

2024年からスタートする新NISA(少額投資非課税制度)では、成長投資枠として年間240万円が設けられます。つみたて投資枠の120万円とは別枠となるため、いままで投資信託の積み立て投資のみだった人も、個別株デビューをしてみようかと目論んでいるかもしれません。個別株デビューをするなら日本株、米国株、どちらがよいか、それぞれの特徴を解説します。

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米国株は人気度アップしている意味とは

ここ数年で、米国株が一気に投資家の市民権を得たように感じます。実際、米国株投資で資産を大きく増やした人の情報がSNSなどで紹介されることも多いため、「米国株=儲かる」といったイメージを持っている人も多いかもしれません。たしかに米国株を代表するS&P500など株価指数を見れば、長期的に右肩上がりの成長を続けていますが、個別株全部が上昇しているわけではありません。

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逆に日本株は、日経平均株価を見るかぎり、いまだバブル期の高値を超えられず低迷しているように見えます。ただし、個別で見れば10倍、20倍になった銘柄もたくさんあり、日本株投資だけで十分な資産を築いた人も数多くいます。

結局、個別株で投資をするには、どちらがいい、悪いではなく、自分のライフスタイルやリスク許容度、投資スタイルにあったほうを選ぶのがよく、そのためには、それぞれの違いを理解しておくことが必要です。

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日本株と米国株のちがいを簡単い言うと

【1】購入単位

日本株は基本的には100株単位で購入します。たとえば一株1000円であれば、最低購入金額は10万円になります。ただし、証券会社によっては一株から購入できるしくみもあります。

一方、米国株は一株単位で購入可能です。投資資金が少額の人でも、複数銘柄への分散投資が可能です。

5月4日現在、アップルは一株167.45ドル、アマゾンは103.65ドルなので、数万円あれば、こういった世界のトップ企業の株主になれるのはとっても魅力的です。

【2】1日の値幅制限

値幅制限というのは、1日の株価の変動幅に対する制限で、日本株には株価ごとに制限幅が決められています。たとえば株価が700円以上1000円未満なら1日の制限値幅は、上下150円です。これは、投資家の恐怖心や過熱感を和らげるために設けられたルールです。

アメリカには、値幅制限がないため、1日で50%下落!なんてことも、普通に起こります。ただし、全体相場が高騰・急落した場合は、注文取引を一時的に停止するサーキットブレーカーという制度が備わっています。

【3】配当の回数

日本株は年間2回、米国株は年4回が一般的です。配当目的の投資をするなら、米国株が有利です。ただし、日本から米国株に投資する場合、その配当金は、米国で10%課税されたのち、日本国内で20%の税金が引かれます。確定申告をすれば還付されますが、そういった煩わしさがあるのは念頭に置いておきましょう。

【4】取引時間

日本株は、9:00~11:30、昼休みをはさみ12:30~15:00、米国株は、現地時間9:30~16:00です。日本時間にすると、夏時間では22:30~翌5:00、冬時間では23:30~翌6:00となります。日本国内で生活していると普通の人は寝ている時間なので、リアルタイムでの売買は難しいかもしれません。

【5】為替変動の影響

米国株投資には、為替変動リスクが伴います。株価が上昇しても、円高になれば株価上昇の利益が削られてしまいます。逆に株高円安になれば、ダブルで利益が得られます。為替の変動の影響をダイレクトに受ける点では注意が必要です。

日本株投資は売買における為替リスクはないですが、為替変動が業績に影響を与える企業もあります。

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日本株と米国株、どちらがやりやすいか?

個別株投資は、投資する企業についてどれだけ理解しているか、希望を持てるか、といったその企業に対する“思い”がとても大切です。“思い”を持つためには、その企業の商品を使ってみたり、お店を訪れたり、ホームページを調べたりと、いろいろ分析する必要があります。

また、いくら“思い”があっても、株価が割高であれば買うタイミングではありません。割高かどうかを判断するためには、株式投資の勉強も必要です。結局、日本株、米国株、どちらに投資をするにしても、資産を築くためにはそれなりの労力をかける必要がありますので、どちらが簡単ということはないと思います。

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個人的には、個別株デビューをするなら、日本株からスタートするのをおすすめします。なんといっても情報を得やすいといった点で圧倒的に優位性があります。なんとなく知っている程度で個別株投資をすると、上げても下げても理由が分からず、売り時を逃したり、塩漬けになったりする可能性が高くなります。まずは自分がよく理解できる日本企業に投資をしてみて、慣れてきたら米国株にチャレンジしてみてはいかがでしょう?

《今回のまとめ》
・日本株、米国株の売買ルールの違いを理解しよう
・個別株投資は、その企業に対する理解が大事

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